鉢栽培。
プランター栽培。

鉢は植物のパンティーである。下着である。
こういう説明をすると非常にに理解しやすい。
鉢に植えて3年も放置するということは・・・・同じパンティーを3年も穿いている女性・・・である。
雑菌がウヨウヨ・・・。
植物だって・・・一年経てば・・・新しいパンティーを穿きたいのでは・・・???
ランの植物の自生地には「腐敗臭」はない!
森林浴が出来る!
地表に生息している菌は枯れ落ち葉を朽ちらす材木腐朽菌が主役の世界で、
腐敗菌が主役の世界でないからである。
ラン菌は材木腐朽菌である。
ラン栽培では、この材木腐朽菌を敵視してきた!
有機物を分解するという観点から・・・・用土を劣化させるという想定で、
材木腐朽菌が繁殖出来ない水ゴケ、軽石、バークなどで栽培してきた。
これらの用土には養分がないから・・・肥料で栽培する。
当然硝酸態窒素が鉢内に蓄積する。
硝酸態窒素を最も好む菌が・・・・ナンプ菌である。
硝酸態窒素の含んだ細胞。
ナンプ菌が最も好んで寄生する細胞である。
これまでは鉢い根が廻らないと花が咲かない・・・ということで、
2,3年植え替えしない・・・栽培が行われて来た!
つまり・・・イジメテ・・・・死に花を咲かせる栽培である。
こういう栽培では、鉢内に自生地のような材木腐朽菌による自浄システムが構築されていないから、
自生地と異なるナンプ菌のような病害菌が生息する鉢内になる。

なぜこのような栽培が行われて来たかというと・・・ラン菌が生息しない用土で栽培してきたからである。
ところがSUGOI-neの開発で・・・・この常識、栽培法が根本から否定されることになった!
毎年植え替えた方が素晴らしい生育になる!
根が廻らなくとも花が咲く!
オーバーポットでも花が咲く!
つまり、ラン菌が生きているから鉢内に大自然を再現出来るから・・・・咲く!

ところがこれまでの用土は、自生地と異なる微生物が生きている用土である。
腐葉土をミックスすれば・・・・自生地と異なる菌が生息する。
枯れ落ち葉と腐葉土は異なるからである
(枯れ落ち葉と腐葉土は異なる項目参照)
鉢内というのは大自然の一部ではない!!
人工的な作られた空間である。
そこには大自然の営み・・・自浄作用はない。
全く別物である。
短時間に土壌は劣化する。
この劣化は・・・養分、物理的な排水性、保水性、PH・・・だけでない。
最も重要なのは・・・鉢内に生息する・・・微生物の変化である。
土壌病害菌が論じられれる場合が多いが、
内生菌などが大きく変化する。
例えば、醗酵油粕を与えた場合に繁殖する菌と、
化学肥料を与えた場合に繁殖する菌では異なるということである。
鹿沼土に生息している菌と、赤玉に生息している菌が異なるということ。
こういうことを考えないで・・・これまで栽培してきた。

水ゴケ栽培に多くの肥料を与えた場合は、硝酸態窒素が蓄積するから・・・
ナンプ病菌が大繁殖する。
礫、軽石、杉皮、ヤシ繊維・・・・でも同じである。
だから、こういう用土でパフィオを栽培したとき、ナンプ病が多発する!
病気に弱い「原種」と表現するが・・・・
とんでもない間違いである!
自生地は「ナンプ病菌」が支配するエリアなどない!
ランの自生地というのはラン菌が支配するエリアである!

ランに限らず・・・地球上の植物は全て、微生物のネットワークの中で生きてきた。
枯れ落ち葉、植物死骸・・・・
これを分解する微生物。
この分解養分を栄養源、エネルギー源として生きてきた。

窒素肥料というのは、土壌中の微生物の勝敗に大きな影響を与える!
栽培に大きなリスクを与える!

コワイもの。
植物の自生地には・・・・高濃度の窒素はない!



植物の生態系。
この生態系に焦点を置いて植物を栽培する。
この当たり前の栽培が・・・殆ど行われていない。
自生地から学ぶということで・・・本に書かれている項目は・・・・
雨期、乾期、湿度、温度、光、土質、通風・・・・など目に見えるもの、
計測で数字化できるものである。
植物の栽培の本には、非常に詳しくかかれているものが多い。

しかし、最も大切な土壌に生息する・・・自生地のおける微生物のことは殆ど皆無である。

有機農法と言いながら・・・菌根植物、植物内生菌・・・菌のネットワークについて研究されていない。
有機物を与えると土壌中に多くの微生物が生息するようになる!
こういう説明で終っている!
あまりに深い世界なので・・・どこから手を入れたらよいか解からないというのが現状である。
現在の科学は、この微生物の世界を解明していない!
ピロり菌がクローズアップされたのは極最近のことである。


その典型的な例がラン科植物の栽培である。
ランはラン菌と共生して生きる「菌根植物」であることはラン栽培の常識であるが、
実際のランの栽培現場では、鉢栽培でも、庭に植える場合でも、
用土のどんな菌が生息しているかなど念頭にない!
更に、水ゴケ栽培の鉢に肥料を与えたとき、10日後、半年後、一年後、3年後、
その鉢にどんな菌が生息繁殖しているかということが削除されている。
水ゴケ栽培の鉢内は・・・自生地の生態系を真似るどころか、
全く別なものになっている!
腐葉土を、化成肥料・・・を与えたときは・・・どういう微生物が生息するのか???
鹿沼土ではどうか?
バークではどうか?

考えただけでも気の遠くなるような未知の世界が広がる。
だから・・・研究の対象からはずされた!



鉢内には雑菌がいっぱい!

   自生地と異なる菌が生息している
   自生地には浄化作用が構築されている。
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